お正月、新学期、お盆、クリスマス…と季節の行事の時は
ご馳走や忙しさが重なり、おっぱいの調子を崩す方も少なくないでしょう。
・おっぱいが詰まったり、乳腺炎の予感を感じた時の対処法をお伝えしますが、
おっぱいにしこりや熱、赤みが増す、ママの体温の上昇など、いつもと違う
様子がありましたら、母乳育児相談室・助産院・病院を受診しましょう。
・詰りを取るためにはしっかりと授乳しましょう。
ただし、2時間以上あけて3時間はあけずに授乳してください。
頻回に飲ませ過ぎると真面目に飲んでくれないので、逆に詰りが抜けません。
(夜中は特に気を付けて、3時間ほどで授乳しましょう)
・色々な角度から授乳してください。(普通抱き、フットボール抱き、縦抱き等)
・離乳食を食べているお子さんは、離乳食の回数を減らして授乳してください。
・おっぱいが熱を持っているときは、キャベツ湿布をしましょう。
キャベツの葉を洗い、しこりの大きさにちぎって患部に当てます。
葉がしなしなになったら交換します。
葉は乳頭には当たらないように注意します。(乳頭を冷やさないため)
・馬油があれば、しこりに塗ると冷やす効果があります。
・外出時は市販の冷やす湿布(ヒエピタ)などで冷やしても良いです。
・授乳の前に20~30回手で搾乳してください。
授乳した後には搾乳はしないでください。搾乳すると母乳を生産しようと
体が反応します。
お子さんが少し(2~3分)でもおっぱいを飲んでくれるときは搾乳はしません。
全くおっぱいを飲んでくれない時は3時間おきに、片側10~20ccくらい搾乳しても
大丈夫です。ただし、片側30ccまでにとどめましょう。
・お食事は粗食に、飲み物は温かいものを取ってください。
・体は冷やさないように、腹巻や靴下を上手に使ってください。